税理士法人TOTALの高橋寿克です。

世界の中心を旅する 第2回は
正月のニューヨークのカウントダウンに続いて北京です。
8月のお盆に行ってきました。

税理士という仕事柄、中国人の社長様、中国とビジネスするお客様は増え続けています。
最近は、上海、香港、シンガポールと、中華圏への旅行が多めです。

ちなみに私は、事前に旅行地の本を読みまくり、ネットで調べまくり、自分でエアやホテルの手配、行程表を作成します。
今回は、盧溝橋、中国人民抗日紀念館は飛行機の「半日」遅延で中止になりましたが、
(「反日」の実態を体感したかったので残念です)
万里の長城、故宮博物院、天安門、天安門広場、頤和園、天壇公園、什刹海、北海公園、景山公園、王府井、前門大街、オリンピックスタジアム(鳥の巣)、鐘楼…
と3泊4日の家族旅行にしてはいつもながらのあわただしい旅でした。

故宮博物院や天安門広場は、中国全土から集まってくる観光客でものすごい混雑です。
これだけ広い宮殿が中国人民で埋まります。外国人観光客は多くありません。

中国というのは多民族国家です。
北京は都になって千年の歴史ですが、
遼、金、元、清、そして日本という異民族に長い間支配されていて、
漢民族が支配していたのは、明と現在の中華人民共和国くらいでわずか三分の一くらいの期間に過ぎません。
故宮博物院のあちこちに(漢字に加えて)満州文字が見られます。
万里の長城は外敵を防ぐために作られた世界最大の建造物ですが、
異民族の侵入を防ぎきれなかったのです。

夕方、景山公園から
故宮、そして中南海(中国共産党の指導部がいる最重要エリア、非公開)を眺めると
何故、 周近平主席が、「一つの中国」にこだわり、
「党の核心」になり、今、さらに共産「主席」を復活させて実質的に毛沢東に次ぐ中華人民共和国第2代皇帝を目指すのかわかる気がします。
世界最大の人口の多民族国家を、共産党の下にまとめるには強い指導力が必要なのです。

PM2.5 の影響か? 晴れた日はありませんでしたが、
マナーも、トイレも思っていたほど悪くはありませんでした。
全聚徳の北京ダックや、北京炸醤麺、「北京的西瓜」(大林宣彦監督、天安門事件で有名です)も食べました。
googleはつながりませんが、代わりに百度(バイドゥ)はあります。
トヨタ車は少ないですが、フォルクスワーゲンやアウディが走っています。
それに、レンタル自転車では世界の最先端を行っています。
検問に慣れると地下鉄も簡単便利です。

今回の旅行中、空港以外で日本人に1人も会いませんでした。
(高いホテルに泊まらなかったから?)
日本は弱くなっているのかもしれません。
隣の超大国の影響を、日本は避けることはできません。
むしろどう付き合っていくべきか、きちんと考えていかなければなりません。
日本人も積極的に北京、そして中国を旅するべきでしょう。
今回の旅行は家族にも好評でしたよ。

帰国翌日には北京出身の社長と決算打ち合わせ
 ・東京大学と北京大学はどちらが難関か
 (そりゃあ北京大学でしょう。人口、競争の激しさが違います)
 ・北京炸醤麺はおいしいか
 (私はギブアップしました)
で盛り上がりました。

先日、北京の大学出身の中国人の方を面接しました。
非常に優秀な方で、できれば採用したいと思っています。
スタッフにはコミュニケーションがとりにくいので反対されるかな…。
(日本は世界最大の単一民族国家です)


旅に出て、人に会い、本を読む。
自分を磨き、何をすべきかを考えるのが経営者の最も大事な仕事です。

世界の中心を旅する 第三回は、中東のドバイの予定です。