税理士法人TOTALの高橋寿克です。

コロナで緊急事態宣言が発令され、未だ解決のめどはたっていません。 
インターネットの特徴は、情報は分断されやすく、自分が見たい情報にしかアクセスしにくいため、どうしても不安や不満は増長しやすい構造になっています。 
日本は、歴史的に見ても長く単一民族だっため多様性に乏しく、同調圧力が強い社会です。
人間は、自分がいかにがんばっているかには敏感で、人も自分と同じだけ頑張らないと許容できない側面があるように思います。このため『自粛警察』がはびこりやすいのでしょう。
さらに在宅ワークが続くと、リアルな人と接する機会が制限され、空気も読めなくなり、どうしても自分は正しい、周りの人が理解しないのがおかしいという気持ちに徐々になってしまいがちです。
  
私も経営者としてコロナ以降は考えさせられることが多くありました。
特にTOTALは
みんなちがって、みんないい」と「あなたと共に歩み、あなたと共に成長したい
という2つの通常は相反する課題を同時に取り組み続けているので難しいです。 

コロナで苦しい時期に、昨年は アメリカ(世界)の最先端の研究に基づく、発達指向型組織(DDO)を志向する研修を私を含む幹部15人で始めました。
それによって、幹部間の情報共有、価値観のすり合わせがスムーズに進み、
結果としてコロナの中でも相互に信頼関係を築き、
みんなで力を合わせて  お客様のために新しい取り組みをかなり進めることができました。

 今年も、TOTALグループでは、先週、発達指向型組織(DDO)を目指す研修の第2期が始まりました。これから半年近い長丁場です。 
今回は、前回の成果をいかに継続・拡大させるかという目標のために、
前回に引き続き渡邊&アソシエーツの研究者・ビジネスコーチの渡邊理佐子さん、竜介さん(サンディエゴと慶応大学で教えておられます)ご夫妻のお二人と
前回参加しなかった幹部15名で実施することになりました。

発達指向型組織(DDO)にTOTALグループが変われるか、この後の変化が楽しみです。
共同研究の結果は、日本のためにいつか渡邊&アソシエーツのお二人が学会等で発表してくれることになっています。

その結果、日本と世界の文化の違い、リーダーシップの違いが数値化されるのを楽しみにしています。
我々の日常の業務が、よりよい世界を作るために何らかの貢献ができると幸せです。