東京都千代田区と千葉県船橋市の
税理士法人、司法書士・行政書士事務所TOTALの
高橋寿克です。

前回(「税務調査も中休み」)に引き続き、税務調査ネタで

税務調査先の選定は、垂れ込み等以外は
機械的に数値分析によって行われます。
コンピューターによって合理的に選定され、
(KSK 国税総合管理システム)
効率的な税務調査が行われています。

比較的納税意識が高く、国税庁に協力的なTKC会員事務所はもちろん、
国税OBの関与先にさえも税務調査は入っています。
(たまに国税OBの独立間もない先生に
税務調査の対応の相談をされたりします。)

国税OB税理士の事務所に税務調査はないというのは都市伝説です。
元札幌国税局長や元熊本国税局長本人が脱税で逮捕等された事案もありましたよね。
これらの方はノンキャリアのたたき上げの星だったようです。

税理士法人TOTALは国税OBの先生にも
経験と技術を生かすべくお手伝いいただいていますが、
書面添付もあまり効果はないようです。

税務調査先の選定は
1、垂れ込み・証拠(金融・不動産・資料せん・相手先調査等)
2、未接触・長期未接触
3、数値異常(売上、利益、粗利・給与の増減)

元社員、元愛人??の垂れ込み電話に注意ですね。

ちなみに、うちは、税務調査では成績が良いので

「(お互いのために)うちに来ないでくれませんか
税理士を基準に選定すれば効率的に調査できますよ」

と何度か冗談で調査官に言いましたが

「税理士を基準には調査先を選定していません。」
とその都度言われます。




ちょっと残念です。