東京都千代田区と千葉県船橋市の
税理士法人、司法書士・行政書士事務所TOTALの
高橋寿克です。

確定申告時期も終わり、事務所は一息ついたところです。
来月は3月決算の申告でまた忙しくなるでしょうが
(忙しいのは幸せなことです)、
つかの間の休みを利用して、週末に義母の古稀の祝いで神戸に行ってきました。

私自身は、阪神・淡路大震災の後に一度、この地を訪れたことがあります。
当時は、町中のあちこちに震災の爪痕がありました。
壊れた建物、中途半端な空き地、
そして、生田神社では、祈りをささげる人々と、何とはなしに重い空気…。

妻は、小さい頃、この地で過ごしていたことがあります。
震災後には、損保会社の社員としてこの地で支援活動もしていました。

あれから10年以上の月日が過ぎました。

異人館の「うろこの家」は、以前と、そしてあの日と同じ所に建っていました。
異人館 うろこの家


傷んだ建物の建て替えが進んで、妻の思い出の地にはもう昔の建物はほとんどなくなったそうです。

娘は神戸で最も被害を受けたであろう長田区の靴を2足買いました。
安くて、おしゃれで良質なものです。

生田神社は、遅咲きの満開の桜が咲き誇っていました。
神戸 生田神社

その桜の下で、ちょうど幸せそうなカップルの結婚式が行われていました。

もう、今の神戸で震災の影響を探すことは難しいでしょう。

そう言えば、東日本大震災 3.11. から、一年経ちました。
津波、そして原発事故・放射能の影響は、直接、間接に私たちの生活に影響しています。
税理士法人TOTALでも、地震の影響で、東京本部は旧耐震のビルから、新耐震の駅前のビルに引っ越しました。
私自身、昨年は仕事をしていて、経営者として最も怖いと感じた年でした。
日常生活は、少しずつ落ち着きを取り戻してきましたが、
社会は、 そして私たちの生活は どうなってしまうのだろう。
そんな閉塞感が日本全体に漂っています。

それでも、きっといつか、あの日を乗り越えて、
関東、そして東北の人が笑える日が来るのだと信じて
一人一人が前を向いて、今を生きるしかないのだと思います。

うちは、6月に新宿本部の出店することが決まりました。
スタッフもあわただしく準備を開始しました。
今日は、子供たちの始業式です。