東京都千代田区と千葉県船橋市の
税理士法人、司法書士・行政書士事務所TOTALの
高橋寿克です。

お客様の海外進出が続いています。

私が税理士業界に入ったころは、海外といえばアメリカ、そしてヨーロッパでした。
最近では韓国、中国、台湾はもとより、
香港、フィリピン、ベトナム、ミャンマー、シンガポール、
ついにドバイや南アジア、中央アジアに進出する方まで達しています。

国境の壁はだいぶ薄くなって、ボーダーレス化が進んでいます。

経済がグローバル化すれば、経営者にとって税金はコストそのものですから、
より税率が低い有利な国に、生産やサービスの拠点は移ります。
リヒテンシュタイン、イギリス領ヴァージン諸島(BVI)のようなタックスヘブンに加えて
シンガポール、香港なども(中華圏強し!)、競うように法人税を引き下げ、タックスシェルターとなっています。


香港 インターコンチネンタルからの風景


先進各国とも、移転価格税制、タックスヘブン対策税制、情報の通告制度などで対応を強めており
最近では、情報が漏れたりして新聞に載ることも増えてきました。

日本の法人税は、租税特別措置法等の節税手段も多く、実効税率は諸外国と比べてもそれほど高くないのですが、複雑でわかりにくく、やはり法人税率の引き下げが一番だと思います。
(税理士法人TOTALでは徹底した合法的な節税を提案しているので、相当程度の所得までは言うほど税率が高くはありませんが)
東日本大震災のために法人税率の引き下げが中途半端になったのは痛いですね。

税理士法人TOTALでも、たくさんの外国人のお客様いますし、
また、日本人のお客様も、従来の、「輸出入の相手」という関係を超えて
中には、日本や日本人を捨てて、自分自身がコスモポリタンになる方も出てきました。
そこまでいかなくても、お子さんの教育を早いうちに海外で行う方も増えています。

日本人の国際化が、確実に一つステージを上げようとしているような気がします。

このゴールデンウィークに、タックスシェルターの一つ、香港に行ってきます。

休み明けは、3月決算、
そして来月は新宿本部の出店です。
税理士法人TOTALは、3拠点体制になります。
税理士は、(海外への進出や海外との取引をお手伝いすることはありますが)
海外には逃げられません。お客様の身近なパートナーとなるべく、がんばります。

香港 シンフォニー・オブ・ライツ


追記)
香港の夜景 「シンフォニー・オブ・ライツ」の中央には韓国企業がありました。
日本企業 頑張れ!